50km競歩は、50kmを歩くタイムを競う種目です。本大会では、男子のみ行います。

動画は、2008年の北京オリンピックでの男子50km競歩の様子です。

5分で分かるルール解説

競歩

  • 競歩では、常にどちらかの足が地面に接している必要があります。これに反するとロス・オブ・コンタクトという反則になります。
  • 前脚は地面に着いてから地面と垂直になるまで膝を伸ばす必要があります。これに反するとベント・ニーという反則になります。
  • 判定は審判が目で見て行い、違反者に注意や失格を宣言します。

競技エリア

  • コースの距離は、50km以上で、かつ誤差は50m 以下にする必要があります。コースの計測には、3台の自転車を使い、平均値を距離としています。万一、後日再測定して、コースの距離が短かったということがないように、計測した1,001mを1kmとして扱っています。

スタート

  • 「Set(セット;用意)」の後の号砲がスタートの合図になります。「On Your Marks(位置について)」は、400m以上のレースでは使いません。
  • 不正スタート(通称:フライング)は各レースで1回しか許されません。2回目以降にフライングをした選手は、たとえその人にとって最初であっても失格となります。

フィニッシュ

  • 選手の胴体がフィニッシュラインに到達したときにフィニッシュになります。
  • 記録は、スタートの合図からゴールラインを通過するまでに要した時間が公式記録となります。

金メダルへの道

  • 予選・準決勝のようなラウンドを分けずに、決勝のみ1つのラウンドを行います。

世界記録/日本記録

50km競歩

 記録名前日付
世界men3:34:14"デニス・ニジェゴロドフ(ロシア)2008/05/11
日本men3:40:12"山崎勇喜2009/04/12