25mラピッドファイアーピストルは、ピストルを使い、25m先に固定された標的に向けて、速射射撃を行い、着弾点の精度を競う種目です。25mRFPと表すこともあります。

動画は、2008年の北京オリンピックでの男子25mラピッドファイアーピストルの様子です。

5分で分かるルール解説

弾数と制限時間

  • 本射は60発で、30発ずつ2つのステージ(前半と後半の2日間)に分けて射撃を行い、合計点を競います。
  • 各ステージは、6つのシリーズに分かれており、8秒射を2シリーズ(回)、6秒射を2シリーズ、4秒射を2シリーズ、それぞれ行います。8秒射とは、8秒間の時間内に連続して5発で5つの標的に射撃を行うことをいいます。
  • 試射は、本射の8秒射の前に1回(5発)のみ許されています。試射は点数には含みません。

標的と得点

  • 射撃位置から25m先に標的があります。
  • 標的には点数が決まっている円が以下のように描かれており、1発の満点は10点です。
10点圏 半径100mm
9点圏 半径180mm
8点圏 半径260mm
7点圏 半径340mm
6点圏 半径420mm
5点圏 半径500mm
  • 決勝では、小数点以下一桁まで採点し、1発の満点は10.9点になります。決勝での採点はヒットオアミススコアのみで、1ヒットは1ポイント、1ミスは0ポイントとなります。ヒットゾーンの大きさは、標的の9.7点の範囲となります。

射撃姿勢

  • 立って片手で銃を構える射撃姿勢(立射片手射)で行います。

金メダルへの道

  • 予選→決勝と進んでいきます。
  • 予選では、上位6名が決勝に進みます。
  • 決勝では、予選での点数も加えた合計点で、勝敗を決めます。

世界記録/日本記録

25mラピッドファイアーピストル

 記録名前日付
世界men591Alexei Klimov(ロシア)2006/10/06
世界men591Christian Reitz(ドイツ)2008/05/28
日本men588秋山輝吉2007/11/09