スキート

５分で分かるルール解説

競技エリア

• 射台は直径36.4mの半円形の円弧上に7つ、円の中心に1つ配置されています。円弧を手前にして中心を向いたときに左から反時計回りに30度の間隔で1番～7番射台、円の中心は8番射台となっています。
• クレー投射装置は、円の直径の両端に配置されたハウス（小屋）に置かれています。クレーはハウスの窓から円の中心のセンターポールに向けて放出されます。左側のハウスをプールハウスやハイハウスと呼び、窓が高い位置にあります。右側のハウスをマークハウスやローハウスと呼び、窓が低い位置にあります。
• クレーは、撃つ場所や順番によって、プール／マークのどちらか、あるいは両方同時に投射されます。

弾数

• 射手は1番射台、2番射台、、、8番射台へと順に移動しながら1ラウンドにつき25枚のクレーを射撃します。
• 男子は、予選1日目3ラウンド、予選2日目2ラウンド、決勝1ラウンドで競います。女子は、予選3ラウンド、決勝1ラウンドで競います。
• 射手は射台に入ったら、コール（掛け声）を行います。コールに機械が反応して、クレーを投射します。
• 1番射台では、まずプールから投射されたクレーを1枚（シングル）射撃します。次にプールとハウスから同時に投射されたクレー計2枚（ダブル）をプール→マークの順で射撃します。
• 2番射台、3番射台でも、1番射台と同じように射撃します。
• 4番射台では、まずプールから1枚（シングル）を射撃します。次にマークから1枚（シングル）を射撃します。さらにプールとマーク同時（ダブル）をプール→マークの順で射撃します。続いてプールとマーク同時（ダブル）をマーク→プールの順で射撃します。
• 5番射台では、まずマークから1枚（シングル）を射撃します。次にプールとマーク同時（ダブル）をマーク→プールの順で射撃します。
• 6番射台でも、5番射台と同じように射撃します。
• 7番射台では、プールとマーク同時（ダブル）をマーク→プールの順で射撃します。
• 8番射台では、まずプールから1枚（シングル）を射撃します。次にマークから1枚（シングル）を射撃します。

得点

• 射手は、シングルは1発、ダブルは2発で撃ち壊さなければなりません。
• 命中すればクレー1枚について1点獲得となります。
• クレーの破砕（割れた欠片）が確認できれば命中（あたり）、そうでなければ失中（はずれ）と判断します。

同点決勝戦

• 1位が同点で複数いる場合は、4番射台のみ使用しプール→マークのダブル、次にマーク→プールのダブルを行い、失中を出した段階で退場となっていくシュートオフというルールで勝敗を競います。

射撃の順番

• 競技エリアには、1ラウンドで6人の選手が入ります。（ここでは、Aさん、Bさん、、、Fさん、と呼ぶことにします）
• Aさんが1番射台に入り、Bさん、、、Fさんの5人は1番射台の後ろで待機します。
• Aさんが1番射台での射撃が終わったら、Bさんが1番射台に入ります。以降、Fさんまで続けます。
• 全員が1番射台での射撃が終わったら、全員2番射台に移動し、1番射台と同じように行います。
• 以降、8番射台まで続けます。

金メダルへの道

• 予選→決勝と進んでいきます。
• 予選では、上位6名が決勝に進みます。
• 決勝では、予選での点数も加えた合計点で、勝敗を決めます。

世界記録／日本記録

スキート

	記録	名前	日付
世界	予選:125（満点）	多数	2007年～
世界	決勝:150(125+25)（満点）	多数	2007年～
世界	予選:74	多数	2005年～
世界	決勝:99(74+25)	Danka Barteková（スロバキア）	2006/04/04