110mハードルは、ハードルを跳び越えながら110mを走るタイムを競う障害走種目です。110mHと表すこともあります。男子が行う種目で、女子では100mハードルを行います。

動画は、2008年の北京オリンピックでの男子110mハードル決勝の様子です。

5分で分かるルール解説

競技エリア

  • 10台のハードルが配置されたメインスタンド前の直線レーンを走ります。

スタート

  • スターティングブロックを使用し、クラウチングスタートでスタートします。「On Your Marks(オン・ユア・マークス;位置について)」「Set(セット;用意)」の後の号砲がスタートの合図になります。「On Your Marks」は、400m以下のレースで使います。
  • 不正スタート(通称:フライング)は各レースで1回しか許されません。2回目以降にフライングをした選手は、たとえその人にとって最初であっても失格となります。

障害

  • ハードルの高さは、1.067mです。
  • スタートから最初のハードルまでの距離は13.72m、ハードル間隔は9.14m、最後のハードルからゴールまでは14.02mです。
  • ハードルの外側を通ったり、ハードルを故意に倒したりすると失格になります。

フィニッシュ

  • 選手の胴体がフィニッシュラインに到達したときにフィニッシュになります。
  • 全てのレースで、記録の計測と順位の判定に写真判定システムを使用します。
  • 追い風2.0m/sを超える場合は公式記録とはならず追い風参考記録となります。

金メダルへの道

  • 一次予選→二次予選→準決勝→決勝と進んでいきます。
  • 1レース8人で行い、各レースの上位3~4名とそれ以外で最も速かった選手数名が次のラウンドに進めます。

世界記録/日本記録

110mハードル

 記録名前日付
世界men12"87ダイロン・ロブレス(キューバ)2008/06/12
日本men13"39谷川聡2004/08/24