やり投は、助走をつけて、やりを遠くに投げる能力を競う投擲種目です。
動画は、2008年の北京オリンピックでの女子やり投決勝の様子です。
5分で分かるルール解説
試技
- 一人の選手は、3回試技ができます。
- 投擲は、半径8mの弧のラインの後ろから行います。ラインを越えてしまうと失敗(ファウル)となります。
- 弧の中心とする29度の扇形の内側の地面に落下したものだけが有効な試技となります。線上は失敗(ファウル)となります。
- 落下したやりの先端の跡のうち弧のラインに一番近い地点から、弧の中心をつなぐ線上の弧の内側までの距離が記録になります。
やり
- 重さは、男子800g、女子600gです。
- 長さは、男子2.60~2.70m、女子2.20~2.30mです。
金メダルへの道
- 予選→決勝と進んでいきます。
- 予選通過標準記録に達した選手全員が決勝に進めます。予選通過標準記録に達した選手が12名未満の場合は、上位12名が決勝に進めます。決勝では、上位8番目の記録の選手はさらに3回の試技を行い、合計6回の試技の中での最高記録によって順位を決めます。
世界記録/日本記録
やり投
記録 | 名前 | 日付 | |
---|---|---|---|
世界 | 98m48 | ヤン・ゼレズニー(チェコ) | 1996/05/25 |
世界 | 72m28 | バルボラ・シュポタコバ(チェコ) | 2008/09/13 |
日本 | 87m60 | 溝口和洋 | 1989/05/27 |
日本 | 61m56 | 海老原有希 | 2010/11/25 |